はじめに:韓国の美容シーンでフェイスリフトを見直す

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ソウルの江南(カンナム)の活気ある街を歩くと、さりげないのに印象的なことに気づきます。若々しく、リフトアップされ、自然に洗練された顔立ちです。ですが、多くの旅行者がすぐには気づかない真実があります。こうした変化の多くは手術によるものではありません。長年、美容のイノベーションを牽引してきた韓国では、フェイスリフトの概念が生まれ変わっています。ナチュラルビューティークリニックには、国内外から同じ質問が寄せられています。メスを使わずに顔を引き上げることはできますか?

本記事では、切らないフェイスリフトの科学的な仕組みと施術の工夫を、わかりやすくご紹介します。どのような方法なのか、従来の手術とどう違うのか、そして“さりげなく、長く続く若返り”を求める方に選ばれている理由をお伝えします。美容医療が初めての方も、次回のソウル訪問での施術を検討中の方も、ぜひ参考にしてください。

“切らないフェイスリフト”って、実際のところ何?

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メスや縫合を思い浮かべたなら、ひとまず忘れてください。今では「フェイスリフト」といっても、必ずしも全身麻酔や数週間の休養を伴うわけではありません。美的な“さりげなさ”が重視される韓国では、特に30〜50代で、大掛かりな変化は避けつつも目に見える効果を求める方に、切らない選択肢がいまや主流です。

本質的には、肌の引き締め、コラーゲン産生を促すケア、輪郭を整える治療を組み合わせ、切開せずにハリとリフト感を取り戻す方法を指します。余った皮膚を切り取るのではなく、体がもつ再生力(自己治癒力)を活性化させます。機械的な“修理”ではなく、生体の“リモデリング(作り替え)”と考えてください。

組織を手術で持ち上げて余分な部分を切り取る従来のフェイスリフトと異なり、切らないアプローチは、皮膚の自然な治癒力と“支え”の仕組みを活用して働きます。この方法の良さは高いカスタマイズ性にあり、年齢変化の段階やお悩みに合わせて、治療内容をぴったり調整できる点です。

メスに頼らない選択が広がる理由—韓国美容の視点から

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韓国の美意識は、劇的な変化よりも、自然で上品な洗練を重んじます。多くの方が私たちのもとを訪れる目的は「若返ること」ではなく、「疲れて見えない」「輪郭がはっきりする」「さりげなく引き上がる」といったフレッシュな印象づくり。顔の個性を消すのではなく、自分らしさを保ちたいのです。

こうした文化的な感性が、次のような先進的リフティング機器の普及を後押ししています。

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  • ウルセラ(HIFU:高密度焦点式超音波)

  • シュリンク(ウルセラ相当の韓国機器)

  • サーマクール FLX(高周波によるタイトニング)

  • 糸リフト(皮下に吸収性の糸を入れてリフト)

  • プチ施術(精密なボトックスやヒアルロン酸などの注入を戦略的に用いたリフト)

これらの治療は、お肌の状態に合わせてカスタマイズし、時間をかけて重ねることができます。肌とともに自然に進化する「あなただけのリフト感」を実現し、いかにも「何かした」という不自然さが出にくいのが特長です。

ソウル全体でも、患者さまの意識に大きな変化が見られます。即効性だけを狙う極端な方法よりも、継続とメンテナンスを優先する傾向です。ナチュラルビューティークリニックでは、10年に一度ではなく季節ごとに通院される方が増え、肌を一年を通してケアすべき「生きた存在」として大切にする考え方が広がっています。

切らないリフトアップの仕組み:コラーゲンから輪郭づくりまで

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切らないリフトアップ

1. コラーゲン活性化

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コラーゲンは肌の「骨組み」のようなものです。20代のうちはその構造が引き締まり、弾むような状態ですが、30代半ばになると自然な減少に、重力や毎日のストレスが加わり、フェイスラインのたるみ、ほうれい線、目の下のゆるみとして現れてきます。

ウルセラやシュリンクなどの機器は、焦点を絞ったエネルギーをSMAS層(表在性筋膜:外科的フェイスリフトで引き上げる層)まで届け、今後2〜3カ月かけて新しいコラーゲンの再生を促します。自分の組織が、自らをより効率よく立て直していくイメージです。

このプロセスはリフトアップだけでなく、肌の質感や弾力も高め、自然なのにしっかり実感できるハリ感をもたらします。

2. ボリュームを的確に整える

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年齢とともに脂肪パッドの位置が変化し、頬・こめかみ・目の下ではボリュームロスが目立つことがあります。ヒアルロン酸注入(フィラー)を適切なポイントに慎重に入れることで輪郭を取り戻し、引き上がって見せることができます。ただし重要なのは、戦略的に行うことです。

ナチュラルビューティークリニックでは、“Less is More(やりすぎない)”という考え方を大切にしています。入れすぎは、かえって顔を重たく見せてしまうことも。そこで中顔面やあごなどをさりげなく支え、韓国で好まれる自然なVラインに近づけます。目指すのは、ふくらみではなく調和のとれたバランスです。

また、肌色や人種特性も考慮します。たとえば、アジア人の肌は白人とは加齢の現れ方が異なり、幅が広がるよりも下方向へのボリューム低下が目立つなどの違いがあります。治療はその特性に合わせて最適化していきます。

3. たるみの引き締め & 肌質の改善

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サーマクールFLXのような高周波(RF)機器は真皮に熱を届け、即時の収縮と長期的なリモデリングを引き起こします。結果として、肌はよりなめらかに、しっかり引き締まります。とくに、笑いジワ(ほうれい線)のソフトニング、フェイスラインのゆるみ、まぶたのちりめんジワの改善に役立ちます。

これにスキンブースター(肌質改善注射)、レーザーによる若返り治療、カスタマイズしたフェイシャルケアを組み合わせ、質感を整え、色むらや色素沈着を減らし、憧れのガラス肌のようなツヤを目指します。単なるリフトアップではなく、肌全体のクリアさまで追求します。

場合によっては、コラーゲン生成を促してから色素治療を行うなど、施術を順番に組み合わせることで、より包括的で満足度の高い結果につながります。私たちの臨床チームが、あなたの肌状態に合わせて最適な組み合わせをオーダーメイドでご提案します。

知っておきたいこと:ダウンタイム、効果、現実的な目安

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非外科的リフトアップが選ばれる大きな理由の一つは、ダウンタイムの短さです。当院での一般的な流れは次のとおりです。

  • カウンセリング&マッピング: お顔の解剖学的構造、年齢、生活習慣を踏まえ、イ・ウンヨン医師が1対1でフェイスマッピングを行い、個別の治療計画を作成します。

  • 施術時間: リフティング施術(ウルセラ(Ultherapy)、シュリンク、サーマクール)は多くが30〜60分。糸リフト(スレッドリフト)やプチ施術はもう少し時間がかかる場合がありますが、いずれも日帰りです。

  • 治療後: 軽い赤みや違和感が1日ほど続くことがあります。翌朝からは通常どおりメイクが可能です。糸リフトの場合は、数日間、軽い腫れや内出血が出ることがあります。

  • 結果: コラーゲンが再生成されるにつれて、2〜12週間かけて徐々にリフトアップしていきます。効果の持続期間は使用機器やお肌の反応性によって異なりますが、目安は約6カ月〜1年以上です。

当日そのままお仕事に戻られる方も多くいらっしゃいます。フェイシャルやブースター注射とリフティングを組み合わせて受け、そのまま日常に戻られる方も — 忙しい現代のライフスタイルに合わせて予約を組みやすい設計です。

非外科的リフトアップは、将来の選択肢を狭めない点も安心です。ご希望があれば後から外科手術を選ぶこともできますが、多くの方はその必要性を感じません。

あなたに合っている?検討すべきポイント

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切らないリフトの対象となる方

非外科的(切らない)フェイスリフトは、誰にでも当てはまる万能な方法ではありません。特に次のような方に適しています。

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  • 30〜50代で、皮膚のたるみが軽度〜中等度の方

  • たるみの進行を予防したい方

  • 劇的な変化よりも自然な仕上がりを望む方

  • 長いダウンタイムや手術のリスクを避けたい方

一方で、たるみが高度で余剰皮膚が多い場合(一般的に60代後半以降)は、手術のほうが効果的なこともあります。それでも、手術前にコラーゲン生成を促す治療を行うと、術後の回復や仕上がりの向上が期待できます。

ナチュラルビューティークリニックでは、まず非侵襲的なリフトアップから始め、肌の状態の変化に合わせてPRP(多血小板血漿)療法、マイクロニードリング、フラクショナルレーザーなどを組み合わせるハイブリッドプランをご提案しています。

ナチュラルビューティークリニックが選ばれる理由

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江南(カンナム)の中心に位置するナチュラルビューティークリニックは、FDA(米国食品医薬品局)・CE(欧州適合)・KFDA(韓国食品医薬品安全処)の承認・認証を受けた機器を導入し、多言語対応の体制のもと、一人ひとりの美容の目標とライフスタイルを尊重したオーダーメイドのご提案を行っています。

流行や画一的な治療を無理に勧めることはありません。代わりに、私たちはこう問いかけます: あなたのお顔に必要なことは、今、来年、そして5年後に何でしょうか?

リー医師のレーザーリフティングやプチ施術に関する深い専門性と、チームのバランス感覚とさりげない自然な仕上がりへのこだわりにより、私たちは国内外の数百名の患者さまが、外科手術に頼らずにリフトアップ・引き締め・ツヤや輝きを実感できるようお手伝いしてきました。

結論:フェイスリフトの未来はすでにここに——しかも切らない方法で

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いまは、最先端の美容に高いリスクは必要ありません。顔のたるみを引き上げたいけれど手術は不安…という方にも、未来の選択肢はすでに整っています。あなたに合わせてカスタマイズでき、通いやすく、科学的根拠に基づいて進化した治療です。

ナチュラルビューティークリニックでは、美しさはあなたとともに進化すると考えています。30代の予防ケアから、50代の微調整まで、ウルセラ(Ultherapy)、シュリンク(HIFU)、サーマクール(Thermage)、糸リフト(スレッドリフト)などの「切らないフェイスリフト」で、見た目も自分らしく自然な仕上がりを目指せます。

私たちの使命はシンプルです。あなた本来の魅力を最大限に引き出し、「誰かのように」ではなく「あなたらしく」。やさしく、エビデンスに基づいたアプローチで、最初のご相談から施術後まで一歩一歩ていねいにサポートします。